エンジニアのGitHubプロフィール転職活用ガイド【設定例付き】

Findyで面談の機会をもらったスタートアップの担当者から、前日にメッセージが届いた。
「GitHubのURL、共有いただけますか?」
当時の筆者のGitHubプロフィールには、README.mdすらなかった。数年前に練習で作ったリポジトリがいくつか転がっているだけで、何もないに等しい状態だった。慌てて1時間でREADMEを書き、ピン留めを設定してURLを送った。
面談の日、担当者のひとこと目は「GitHubちゃんと整備されてますね」だった。1時間で作ったものがそう見えたのは少し笑えたが、同時に「もっと早くやっておけばよかった」という後悔が残った。
GitHubプロフィールは「もう一枚の職務経歴書」だ。
採用担当者がエンジニアを評価するとき、履歴書・職務経歴書に加えてGitHubアカウントをチェックする流れが当たり前になっている。GitHubのプロフィールを整備しているかどうかで、スカウトの質と量に差がつく時代になった。
本記事では、GitHubプロフィールを転職・フリーランス案件獲得に直結させる具体的な設定手順と戦略を解説する。SES出身で「業務コードが出せない」状況の突破策を含め、今日から着手できる内容に絞った。
なぜ今、GitHubプロフィールが転職に効くのか
転職プラットフォームとGitHubの連携が標準化した
Findy・LAPRAS・Wantedlyなど、エンジニア特化型の転職プラットフォームの多くがGitHubとの連携機能を持つ。なかでもFindyのエンジニア偏差値は業界で広く認知されており、GitHubのアクティビティ・コードの質・使用言語の幅・コントリビュート傾向を数値化してスカウトの精度を上げる仕組みだ。
採用担当者がGitHubを直接見なかったとしても、プラットフォームが代わりにGitHubを評価した結果がスカウトに反映されている。GitHubを整えることは、プラットフォーム上の「評価スコア」を上げることと同義だ。
筆者の場合:FindyにGitHubを連携して運用している。直接URLを確認されたケースはないが、技術スタックと年収帯のマッチ精度が高いスカウトが届くようになった実感がある。GitHub連携前後でスカウトの質が変わったと感じている。
フリーランス・直請け案件でも見られる
転職だけでなく、フリーランス案件の獲得でもGitHubは参照される。スタートアップや中小企業との直請け契約では、職務経歴書よりもGitHubを先に確認するケースも珍しくない。「この人は本当にこのスキルを使えるのか」をコードで確認したいからだ。
フリーランスとしてクライアントと直接交渉する際、GitHubのURLを一言添えるだけで信頼感が変わる。整備されたプロフィールは、単価交渉の場でも「根拠のある実力者」としての印象を作る。
採用担当者が能動的にGitHubを検索する時代
大量スカウトを送るエージェントを使わず、自社の採用担当者が候補者を能動的に探す企業が増えている。そのとき、GitHubのUsernameで検索が走り、プロフィールが一次フィルターになる。
GitHubを「存在するだけ」の状態と「整備されている」状態では、この段階での通過率に明確な差が出る。
採用担当者がGitHubプロフィールで見る5つのポイント
採用担当者が実際にGitHubプロフィールを開いたとき、以下の順番で目を通す。
| チェック箇所 | 見ているポイント |
|---|---|
| プロフィールREADME | 何者で、何ができるか。「情報発信する気があるか」 |
| ピン留めリポジトリ | 代表作として選んだ技術スタック・コードの質 |
| Contributionsグラフ | 継続的に手を動かしているか(草の密度) |
| リポジトリ一覧 | 使用言語の幅・READMEの充実度 |
| フォロー/フォロワー | コミュニティへの参加度 |
それぞれを詳しく解説する。
1. プロフィールREADME(Overview)
プロフィールトップに表示されるREADME.mdの内容が最初の印象を決める。「何者で、何ができて、何に興味があるか」が3秒で伝わるかどうかが勝負だ。ここが空白のまま、または自己紹介すら書いていない状態では、技術力以前に「情報を整理する気がない人」として判断されかねない。
2. ピン留めリポジトリ
プロフィールページに最大6本固定表示できるリポジトリ。ここに置くリポジトリの選択が最も重要だ。「これが自分の技術を示す代表作です」という意思表示になる。スター数が多いOSSへのコントリビュート・自作ツール・業務に近い構成のサンプルプロジェクトが評価されやすい。
3. Contributionsグラフ(草)
1年間のコミット状況を可視化したグラフ。毎日コミットする必要はないが、「定期的に手を動かしているエンジニア」であることの証明になる。プライベートリポジトリのアクティビティも設定次第で反映できるため、業務のコミットも表示させると草の密度が上がる。
4. スター・フォーク数
スター数が多いリポジトリは客観的な評価の証だが、ゼロでも問題ない。スター数よりもコード量・コミット頻度・READMEの質が採用担当者の判断材料になる。
5. 使用言語の比率
プロフィール右サイドバーに表示される言語統計。自分がアピールしたい言語(TypeScript・Go・Python等)が上位に来るよう、ポートフォリオリポジトリを設計することが重要だ。
Profile README.mdの作り方【実践テンプレート付き】
GitHubプロフィールにREADMEを表示するには、自分のユーザー名と同名の特殊リポジトリを作り、そのREADME.mdを書く。
作成手順
1. GitHub で「New repository」をクリック
2. Repository name に自分のユーザー名を入力(例: your-username)
3. Public を選択
4. 「Add a README file」にチェックを入れて作成
5. README.md を編集してプロフィールを記述する「This is a special repository that you can use to add a README.md to your GitHub profile.」という緑のメッセージが表示されれば成功だ。
README.mdに盛り込むべき要素
| 要素 | 内容 | 優先度 |
|---|---|---|
| 自己紹介(2〜3行) | 職種・得意領域・今の関心事 | 必須 |
| スキルスタック | バッジ形式で言語・ツールを列挙 | 推奨 |
| 今取り組んでいること | 学習中の技術・OSS・技術ブログ | 推奨 |
| GitHub Statsカード | コントリビューション数の可視化 | 任意 |
| 連絡先・SNSリンク | X・Zenn・ブログへのリンク | 推奨 |
Profile README.mdサンプルコード
## Hi, I'm [Name] 👋
バックエンド / インフラエンジニア。Go・TypeScript・AWSが主戦場。
SES経験を経てフリーランスとして独立。クラウドコスト最適化とCI/CD設計が得意。
### 🛠 Tech Stack





### 📌 今取り組んでいること
- OSS のドキュメント改善(kubernetes/website 等)
- AWS FinOps(クラウドコスト最適化)の個人実験
- 技術ブログで月4本以上の情報発信
### 🔗 Links
- Blog: [dev-octane.site](https://www.dev-octane.site)
- X: [@devoctane](https://x.com/devoctane)
- Zenn: [zenn.dev/your-name](https://zenn.dev/your-name)バッジ生成は shields.io を使うと、好みの見た目・カラーで作れる。使っている技術スタックに合わせてカスタマイズしよう。
GitHub Stats Cardを入れる方法
YOUR_NAME を自分のGitHubユーザー名に変更するだけで使える。コントリビューション数・スター数・コミット数が視覚的に伝わるため、採用担当者に「アクティブなエンジニア」という印象を与えやすい。
ポイント
「完璧に整備してから公開しよう」と先延ばしにするより、今の状態でも出しておくことの方がずっと価値がある。採用担当者はREADMEの有無を見るのであって、完成度の高さを審査するわけではない。
筆者の場合:現状シンプルなREADMEとピン留め2本のみで運用している。冒頭で触れた「面談前日に慌てて1時間で作ったREADME」がその原型だ。あれから少し加筆した程度だが、それでもFindyのスカウトで技術スタックが合致した企業からのアプローチが来ている。「完成してから公開する」を待ち続けても、公開しなければゼロのまま変わらない。
ピン留めリポジトリ6本の選び方
ピン留めできるのは最大6本。この6本で自分の技術ブランドを表現する。
選ぶ優先順位
① OSSへのコントリビュート(マージ済みのPRがあるフォーク)
② 自作ツール・CLIツール(実用性があるもの)
③ 業務に近い構成のサンプルプロジェクト(インフラ・API設計など)
④ 学習記録リポジトリ(READMEが整っているもの)
⑤ 技術ブログ・Zenn連携(記事を自動生成するActionsなど)
⑥ ドキュメント・スライド系(登壇資料・設計ドキュメント)やってはいけないピン留め
採用担当者が「評価しにくい」と感じるリポジトリをピン留めすると逆効果になる。
| NGパターン | 理由 |
|---|---|
| チュートリアルそのままのリポジトリ | スキルを示せない |
| READMEが空のリポジトリ | 何を作ったかわからない |
| 3年以上更新されていないもの | 現在のスキルと乖離している可能性 |
| コミット数が1〜2しかないもの | 「試しただけ」に見える |
| シークレットを含む可能性があるコード | セキュリティリスク |
採用担当者は1リポジトリに10秒しか使わない。READMEの冒頭2〜3行で「何のリポジトリか」が伝わらない場合は選外にすべきだ。
筆者の場合:現在2本をピン留めしている。中途半端な6本より、自信のある2本の方が印象は良いという判断だ。「数より質」が鉄則。
OSSコントリビュートは「ドキュメント修正」でも転職に効く
OSSコントリビュートというと「コア機能の実装」「バグフィックス」を想像するが、そんなことはない。
ドキュメント修正でも「意欲的なエンジニア」に見える
筆者の実体験:最初に出したOSSへのPRは、普段使っているライブラリのドキュメントで「この説明、わかりにくいな」と思った1段落を書き直しただけのものだった。「こんなのでPR出していいのかな」という気持ちがあったが、送ったらメンテナーがすぐ確認してマージしてくれた。その後、面接の雑談の中で「OSSにも参加しているんですね」という話になり、「技術に対して意欲的な印象がある」と言ってもらえた。正直、ドキュメント修正でそう評価してもらえるとは思っていなかった。ずっと「コア機能が書けないうちはコントリビュートなんてできない」と思い込んでいたが、それは完全に思い込みだった。もっと早くやればよかった、と今でも思う。
採用担当者が見ているのは「マージされたPR数」ではなく、「GitHubに実績として記録があるかどうか」だ。ドキュメント修正でもマージされれば立派なコントリビュートになる。
始めやすいOSSコントリビュートの探し方
コア機能への貢献が難しい場合でも、以下のアプローチなら1〜2時間で完結する。
| アプローチ | 難易度 | 内容 |
|---|---|---|
| 使用ライブラリの誤字修正 | ★☆☆ | READMEやドキュメントの誤字・説明の不明点を修正してPR |
| 日本語ドキュメントの翻訳 | ★☆☆ | 英語ドキュメントの日本語化。歓迎されやすい |
good first issue に取り組む | ★★☆ | このラベルがついたIssueを探して解決するPR |
| テストコードの追加 | ★★☆ | テストカバレッジが低いOSSへのテスト追加 |
| バグ報告(Issue作成) | ★☆☆ | 再現手順を明確に書いたIssueはコントリビュートとして評価される |
特にCNCF(Cloud Native Computing Foundation)傘下のOSS(Kubernetes・Argo・Flux等)へのコントリビュートは、バックエンド・インフラ系エンジニアの転職で直接評価されやすい。
コントリビュートをプロフィールで最大限見せる
マージされたPRをプロフィールREADMEに明示するのが最も確実だ。
### 🌱 OSS Contributions
- [kubernetes/website](https://github.com/kubernetes/website) — ドキュメント改善PR(マージ済み)
- [some-project/docs](https://github.com/some-project/docs) — 日本語翻訳追加(マージ済み)リンクとともに「どんなPRだったか」を1行で添えるだけで、「継続的に技術コミュニティに関与している」というシグナルになる。
Contributions(草)を正しく増やす方法
プライベートリポジトリのアクティビティも草として表示させる
デフォルト設定では、プライベートリポジトリへのコミットはContributionsグラフに反映されない。設定を変更するだけで業務・個人の全アクティビティが草として表示される。
設定手順:
1. GitHubの右上アバター → Settings
2. 左サイドバー → Profile
3. 「Contribution settings」セクションを見つける
4. 「Private contributions」のチェックボックスをONにする
5. ページ下部の「Save」をクリック筆者の場合:業務もプライベートプロジェクトも、コミットのほとんどがプライベートリポジトリだ。週数回のペースで作業しているが、この設定をONにすると草の密度がぐっと上がる。外から見て「アクティブなエンジニア」に見える状態を作るために、必ず設定しておくべきだ。
草を増やすための現実的な習慣
一時期、草を緑にしようと毎日何かしらをコミットしようとしていた時期がある。が、3週間くらいで完全に息切れした。「今日も意味のないコミットをした」という感覚が積み重なって、むしろGitHubを開くのが億劫になってしまった。
週1〜2回のペースに戻したら、逆に続くようになった。「毎日コミットしないといけない」という強迫観念は不要で、コンスタントな活動の方が長期で見たときのグラフも自然に見える。
| 頻度 | アクション | 時間目安 |
|---|---|---|
| 毎日(できれば) | 学習メモをMarkdownでコミット(1行でもOK) | 5分 |
| 週1〜2回 | 自作ツール・学習リポジトリへの機能追加・修正 | 30分〜1時間 |
| 月1〜2回 | OSSへのPR送信(ドキュメント系) | 1〜2時間 |
コミットメッセージの質が採用担当者の印象を変える
1コミット1変更の原則で作業すると、コミット数が自然と増える。またコミットメッセージに意味のある英語を使うことで、コードを開いた採用担当者に「ちゃんとしたエンジニア」として映る。
✅ 良いコミットメッセージ(Conventional Commits準拠)
feat: add Docker Compose for local PostgreSQL setup
fix: correct typo in README
docs: add architecture diagram to README
refactor: extract database connection to separate module
❌ 悪いコミットメッセージ
update
fix bug
作業中
WIPConventional Commits(feat: / fix: / docs: / refactor:)の規約に従うだけで、プロレベルの印象になる。コードの中身を見る前から「開発プロセスを理解しているエンジニア」として評価される。
SES出身エンジニアの壁「業務コードが見せられない」問題と解決策
SES企業では、客先の業務コードはほぼ例外なく非公開だ。GitHubで公開できるコードが業務経験とかけ離れた状態になりやすい。これはSES出身エンジニア全員が直面する構造的な問題だ。
筆者の実体験:SES時代の業務コードは当然非公開。「GitHubに仕事でやっていること」が見えない状態が続いた。しかしこの壁は、以下の4つのアプローチで突破できる。
解決策①:業務で使った技術の「ミニ版」を個人で再現する
本番コードは出せなくても、「業務で使った技術スタックのサンプル構成」なら公開できる。業務のドメインを変えた最小構成のリポジトリは、採用担当者に技術力を伝えるのに十分機能する。
| 業務でやっていること | 公開版として作れるもの |
|---|---|
| AWS ECS + RDS + ECRの本番運用 | Terraform + Docker Composeの最小構成サンプル |
| Go + PostgreSQLのREST API開発 | Go + PostgreSQL + DockerのCRUD APIサンプル |
| GitHub ActionsでのCI/CD設計 | Node.js→ECRへの自動ビルド/プッシュActionsサンプル |
| Terraformによるインフラ管理 | AWS VPC + EC2 + RDSのIaCサンプル |
「業務のコードではない」が「業務と同じ技術で書いた」リポジトリは、採用担当者に技術スタックを証明する十分な根拠になる。
解決策②:IaCコードや設定ファイルは公開しやすい
アプリケーションコードに比べ、Terraform・Ansible・Docker Compose などのインフラコードは機密情報が少ない。シークレット・認証情報は環境変数と .gitignore で対処すれば問題ない。バックエンド・インフラエンジニアであれば、IaCのリポジトリを1本でも公開することで、スキルセットが一目でわかるプロフィールになる。
解決策③:OSSへのコントリビュートで業務外の技術活動を証明する
業務コードが出せない分、OSSへのコントリビュートが「業務以外でも技術に向き合っている」という差別化になる。前述のとおり、ドキュメント修正でも十分だ。SES在籍中でも、個人の時間に取り組んだOSSへのPRは自分の資産になる。
解決策④:TILリポジトリで日々の学習を積み上げる
TIL(Today I Learned)形式の学習メモリポジトリを作り、日々の学習内容をMarkdownで記録する習慣を作る。
til/
├── aws/
│ ├── 2026-05-01-ecs-fargate-cpu-throttle.md
│ └── 2026-05-10-s3-lifecycle-policy.md
├── go/
│ └── 2026-05-03-context-cancellation.md
├── docker/
│ └── 2026-05-15-multi-stage-build.md
└── README.md ← カテゴリ別インデックスTILリポジトリを始めたのは、当時の同僚に「GitHubに何か出せるもの作っておいた方がいいよ」と言われたのがきっかけだった。「業務コードは出せないし、個人プロジェクトも中途半端なものしかない。何を出せばいいんだ」という状態のとき、「日々の学習メモでいい」と教えてもらった。確かにそれなら続けられる。コード量は少なくても定期更新されているリポジトリは草を増やしながらポートフォリオにもなる。一石二鳥のアプローチだ。
注意
業務で知り得たコード・システム設計・仕様をそのまま公開するのは守秘義務違反にあたる可能性がある。「業務と同じ技術で書いた、まったく別のプロジェクト」として公開することを徹底しよう。
転職に効くポートフォリオリポジトリの作り方
ポートフォリオリポジトリは「動くもの」より「読めるもの」が重要だ。採用担当者は実際にコードを動かさない。README.mdがポートフォリオの勝負どころだ。
ポートフォリオリポジトリのREADMEに入れるべき要素
| セクション | 内容 | 必須度 |
|---|---|---|
| プロジェクト概要 | 何を作ったか、なぜ作ったか(2〜3行) | 必須 |
| 技術スタック | 使用言語・FW・インフラ・ツール | 必須 |
| アーキテクチャ図 | Mermaid図 or draw.ioの画像 | 推奨 |
| 実装のポイント | 工夫した点・解決した技術的課題 | 推奨 |
| セットアップ手順 | docker compose up 1コマンドで動くのが理想 | 推奨 |
| スクリーンショット | UIがある場合は必須 | 条件付き必須 |
アーキテクチャ図はMermaidで書く
GitHubのMarkdownはMermaid記法をネイティブサポートしている。画像ファイルなしで構成図を埋め込める。
```mermaid
graph TD
Client -->|HTTPS| ALB[Application Load Balancer]
ALB --> ECS[ECS Fargate]
ECS --> RDS[(PostgreSQL RDS)]
ECS --> S3[(S3 Bucket)]
ECS --> Cache[(ElastiCache Redis)]
```Mermaidで書いたアーキテクチャ図があるだけで「インフラを意識して設計したエンジニア」という印象が大きく変わる。GitHubのMarkdownで自動レンダリングされるため、画像の更新コストもゼロだ。
1リポジトリで複数スキルを見せる構成
バックエンド・インフラ・DevOpsの技術スタックを1リポジトリにまとめた「フルスタックインフラサンプル」が最も評価されやすい。
my-backend-sample/
├── app/ ← Go or TypeScript のAPIサーバー
├── infra/ ← Terraform / CDK
├── .github/
│ └── workflows/ ← CI/CD(GitHub Actions)
├── docker-compose.yml ← ローカル開発環境
└── README.md ← アーキテクチャ図 + セットアップ手順採用担当者はこのREADMEを1分眺めるだけで「Go + Terraform + GitHub Actions が使える人」という評価ができる。「動かして確認する」ことなく技術スタックが伝わる構成にすることが重要だ。
FindyでGitHub評価を転職に活かす実践
Findyは日本最大のエンジニア特化型転職プラットフォームの一つで、GitHubのデータを元にエンジニア偏差値を算出し、スカウトの精度を高める仕組みを持つ。
筆者の場合:FindyにGitHubを連携して運用している。エンジニア偏差値がスカウトの質(年収帯・技術スタックのマッチ度)に直結している実感がある。
Findyのエンジニア偏差値が上がる要因
| 要因 | 具体的なアクション | 効果 |
|---|---|---|
| コントリビューション数 | プライベートリポジトリの草も表示設定をON | 高 |
| 言語スコア | メインで使う言語のリポジトリを増やす | 高 |
| スター獲得 | 自作ツールをX・Zennで告知してスターを集める | 中 |
| OSSへの参加 | ドキュメント修正でもスコアに反映される | 中 |
| 継続性 | 週1〜2回のコミット習慣を維持する | 高 |
Findyのスコアは一定期間ごとに自動更新されるため、プロフィールを整備してから1〜2ヶ月後にスカウトの質が変わることが多い。改善してすぐに反映されないが、継続することで効いてくる。
Findy以外にGitHubが活かせるプラットフォーム
| プラットフォーム | 特徴 | GitHub連携 |
|---|---|---|
| Findy | エンジニア偏差値算出・スカウト精度高 | 連携必須(スコアに直結) |
| LAPRAS | GitHub・Qiita・Zennの実績を自動スコアリング | 連携推奨 |
| Wantedly | スタートアップ中心 | プロフィールにURL貼り付け |
| Green | IT・Web系特化 | 任意添付 |
| Offers | 副業・転職兼用 | 連携推奨 |
転職プラットフォームへのGitHub連携は「設定するだけ」でスカウト精度が上がる。時間がかからないためやらない理由がない。
よくある質問(FAQ)
Q1. GitHubをまったく使っていない状態から始める場合、どこから手をつければ良いですか?
まず「自分のユーザー名と同名のリポジトリを作ってREADMEを書く」ところから始めよう。1時間もかからない。次に「プライベートコントリビューションを表示設定にする」(5分)。この2つだけで、何もない状態から「整備されているプロフィール」に大きく近づく。
Q2. プログラミング歴が短いエンジニアでも、GitHubプロフィールは意味がありますか?
ある。むしろ経歴が短いほど「GitHubプロフィールが整備されているかどうか」が採用判断に直結しやすい。職務経歴書に書けることが少ない分、GitHubで「継続的に学習している」ことを可視化することが重要だ。学習記録リポジトリ(TIL)は経歴が短い段階でも高い効果がある。
Q3. コード量が少なくてリポジトリが少ない場合はどうすれば良いですか?
既存リポジトリのREADMEを徹底的に充実させることから始めよう。コード量より「何を作ったか・なぜ作ったか・どう使うか」が伝わるREADMEの方が評価される。さらにアーキテクチャ図(Mermaid)を追加するだけで、技術的な意思決定力が伝わる。
Q4. OSSへのコントリビュートはどのOSSを選べば良いですか?
「自分がよく使うライブラリ」から始めるのが最も継続しやすい。普段使っているフレームワーク・ツールのドキュメントを読んでいて「ここわかりにくいな」と感じた箇所を修正するPRが最初の一歩として最適だ。バックエンド・インフラ系エンジニアであれば、kubernetes/website・argoproj・fluxcd等のCNCFプロジェクトはドキュメント改善のPRが歓迎される傾向がある。
Q5. SES企業在籍中に個人リポジトリを公開することに問題はありますか?
これ、SES時代に本気で悩んだ。「客先で知り得た情報が漏れてしまうんじゃないか」「就業規則に引っかかるんじゃないか」という不安がずっとあった。
業務とは無関係の個人学習・個人プロジェクトのリポジトリを公開すること自体に法的問題はない。ただし、業務で知り得た情報・コード・システム設計をそのまま公開するのは守秘義務違反にあたる可能性があるため厳禁だ。「業務と同じ技術で書いた、まったく別のプロジェクト」として公開するのが正しいアプローチだ。
Q6. GitHubプロフィールを整備してから転職活動の結果が変わるまでどのくらいかかりますか?
Findyのようなプラットフォーム経由であれば、プロフィール整備から1〜2ヶ月でスカウトの質が変化し始めることが多い。直接GitHubを見られる場合は、プロフィールが整備された時点から効果が出る。草グラフは過去1年分が表示されるため、継続的なアクティビティの積み上げが評価につながる長期投資だと理解しておこう。
まとめ:今日から5ステップで始めるGitHubプロフィール整備
GitHubプロフィールの整備は、職務経歴書の1行を修正するよりも長期的に効く投資だ。一度整えておけば、次の転職活動・フリーランス案件獲得・スカウト受信まで、24時間365日自分を代わりに営業してくれる。
今日から着手できる5ステップをまとめた。
SES出身で業務コードが出せない状況でも、OSSコントリビュート・個人プロジェクト・TILリポジトリの3アプローチで十分カバーできる。今日から少しずつ整備を始めよう。
GitHubプロフィールを整えたら、次は転職活動を本格化させるフェーズだ。IT・Web系エンジニア特化のエージェントなら、職務経歴書のブラッシュアップから求人提案まで一貫してサポートを受けられる。
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SES出身者の転職支援実績が豊富なレバテックキャリアも、IT転職を考えるなら並行して登録しておきたい。
GitHubでアピールしたい技術スキルをさらに深めたい場合は、Udemyで体系的に学ぶのも選択肢だ。
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